2014年9月3日水曜日
ランクル70
「ランドクルーザー70」が期間限定(生産は2015年6月30日まで)で発売された。4.0LのV6エンジンを搭載し、価格はバンが360万円、ピックアップトラックが350万円。このモデルは1984〜2004年に国内販売されていたので10年ぶりの再発売だ。海外向けには生産が続けられていたので、“生誕”30周年を記念しての国内再登場となった。
トヨタには他にもランクルを名乗る車種がある。例えば、「オンロードシーンにおけるラグジュアリーな世界に磨きをかけ」たという「ランドクルーザー 200系」は4.6LのV8エンジンで価格は452万〜653万円。一回り小型の「ランドクルーザー プラド」は4.0LのV6、2.7Lの直4エンジンで価格は327万〜504万円。
ランクル70の後継者ともいえるプラドが発売されているのに、なぜランクル70が再発売されたのだろうか。トヨタは「『このクルマでなければならない。』という圧倒的な声を受けて、再びその姿をここに現しました」とするが、圧倒的な声なるものの中身が気になる。ベンツのGなど無骨なデザインの四駆を都会でオシャレに乗り回すことを好む人たちの趣味に反応したものではないと思うが。
四駆の位置づけは大きく変化した。レジャーに使われるようになって四駆にもフャッション性が求められるようになり、外観デザインは多彩になった。一方で、ヘビューデューティのイメージは必須だがタフネスさはさほど重視されず、乗用車ベースの四駆(SUV)が世界中で増えた。
更にSUVは街乗りの車となり、2WDも加えられ、車高が高くて運転しやすく、ぶつけられても乗用車よりは安全(?)な車としても選ばれるようになった。ベンツやBMWがラインアップを拡充したことからSUVは、ラグジュアリーな高級シティカーとの位置づけを確立し、荷室を減らしたクーペタイプのSUVさえ売られている。
ランクル70は無骨な外観だが、頑丈さと耐久性で過酷な環境下での酷使にも耐え、高い悪路走破性を有することから世界的に高く評価されているという。東京などに住んでいると実感しにくいだろうが、日本各地にも、厳しい環境の中で暮らしている人々がいる。ランクル70が、限定品なのに価格を抑えて再登場したのは、豪雪地などで生活の足として頑丈な車を必要とする人々の声に応えたものかもしれない。
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