第48回衆議院選挙は自民党の圧勝だった。定数465のうち自民党が284議席(小選挙区218、比例代表66)で全体の6割を占めた。次に多かったのは立憲民主党の55議席(18、37)だったので、自民の獲得議席は立憲民主の5倍以上にもなる。第3位は希望の党で50議席(18、32)、第4位は公明党29議席(8、21)、第5位は共産党12議席(1、11)、第6位は維新の党11議席(3、8)などとなった。
定数465議席のうち自民が61.1%を占め、立憲民主が11.8%、希望10.1%、公明6.2%、共産2.6%、維新2.4%と、自民の突出ぶりが際立つ。小選挙区(定数289)で見ると、自民の獲得議席数218は75.4%と他を圧倒し、4分の3を占める。立憲民主は6.2%、希望も6.2%、公明2.8%、共産0.3%、維新1.0%。
政党名で投票する比例代表(定数176)で自民の獲得議席66は37.5%、立憲民主21.0%、希望18.2%、公明11.9%、共産6.3%、維新4.5%となる。比例代表での投票を政党に対する支持率だと見て、それで全議席(定数465)を配分すると、自民174議席、立憲民主98議席、希望85議席、公明55議席、共産29議席、維新21議席になる。
174議席は、自民が実際に獲得した284議席より110議席少ない。174議席は定数465の37.5%になるが、選挙前の自民支持率が30%前半だったので、実態に近いものだろう。自民は3割台の支持率で、選挙では6割以上の議席を得ているが、自民の個別候補者の魅力や頑張りがこの結果になったのか、自民に有利な選挙制度なのか検証が必要だな。
投票数で見ると、違った光景が見えてくる。全国合計の投票数は小選挙区が5542万2087票、比例代表が5575万7552票だったが、比例代表の政党別得票率を見ると、自民は1855万5717票で33.3%、立憲民主19.9%、希望17.4%、公明12.5%、共産7.9%、維新6.1%と、自民が全体の3分の1。
この比例代表の得票率で全議席(定数465)を配分すると、自民155議席、立憲民主93議席、希望81議席、公明58議席、共産37議席、維新28議席となる。自民と公明を合わせても213議席で半数にも達せず、希望か維新を連立に引き込まないと過半数に達しない。
さて、自民の圧勝に終わった総選挙だが、民意の反映という視点で見ると、自民の圧勝には疑問が生じる。比例代表の投票に示された政党別の得票が民意を正確に表していたとすると、今回の選挙で自民は過大に議席を得たことになる。政権交代可能な2大政党制が実現しない中で、小選挙区制は「1強」に有利すぎるのかもしれない。
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