地震とは、地下で起きる岩盤の「ずれ」により発生する現象だと気象庁サイト。岩盤がずれるのは、地中では様々な力が存在するからだ。その代表的なものがプレートの移動による圧力。そのためプレート境界で発生する地震が多いが、プレート内部でも歪みが溜まって発生する地震がある。
プレート内部で発生する地震には、沈み込むプレート内の地震と陸側のプレート内の浅いところで発生する地震がある。プレート内には過去に形成された断層が多く存在し、様々な力が加わり続けると断層がずれ動いて地震を起こす。
ただプレート内で断層を生じるような岩盤があるのは地下15〜20キロぐらいまでとされる。それより深くなると、温度が上がるため岩盤は柔らかくなって変形する。様々な力が加わっても変形して歪みを逃すので、急激な岩盤の破壊は起きないとされていた。だが、そんな地下の岩盤でも地震は起きる。
北海道の胆振東部を震源とするM6.7の地震は気象庁によると、地殻内の深さ37キロで発生した、東北東ー西南西方向に圧力軸を持つ逆断層型。逆断層型とは左右から圧縮応力がかかって動いたもので、正断層型とは引っ張り応力がかかって動いたもの。
今回の地震の震源近くに石狩低地東縁断層帯があるが、気象庁は「断層帯との関連は不明」としている。石狩低地東縁断層帯は地下25キロぐらいまでというから、今回の震源とは離れている。震源は、石狩低地東縁断層帯の延長なのか、別の断層なのか、新たに断層ができたのか不明だ。
地下では深くなるほど温度が上がる(地温勾配)。地域によりばらつきが大きいが、1キロ深くなると平均30度上がるとされ、深さ50キロ以上では1000度を超えるという。今回の震源の温度は不明だが、数百度はあっただろうから、そこで、なぜ岩盤がずれたのか。詳しい説明(仮説)はまだ現れていないようだ。
高温の岩盤が変形しても吸収できないほどの力が蓄積したから今回の地震となったのだろう。その力は太平洋プレートの圧力によるものと解釈するのが有力だろうが、気になるのは、近くに活火山が多いこと。マグマの動きも関係しているのなら、今後の火山活動の活発化などが懸念される。
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