2014年12月17日水曜日
えらく“儲けた”
今回の第47回総選挙の投票率は小選挙区で52.66%となり、戦後最低となった。前回12年の59.32%が戦後最低だったが、今回はさらに6.66ポイント落ち込んだ。有権者数は1億396万人だったので、6.66%というと692万人ほどになる。福岡県が人口509万人、岡山県192万人なので、両県民がそろって棄権した規模に相当する。
今回の得票数の総計は比例区では約5333万票。比例区の定数は180だが、自民は1766万票、得票率33.1%で68議席を得た。民主は978万票、18.3%で35議席、維新は838万票、15.7%で30議席、公明は731万票、13.7%で26議席、共産は606万票、11.4%で20議席をそれぞれ得た。ついでに次世代は141万票、2.7%を得たが議席は獲得できず、社民は131万票、2.5%で1議席を得た。
比例の180議席を得票率そのままに分配すると、自民は33.1%なので59議席になり、実際に獲得した68議席を得るには37.8%が必要な計算になる。民主は18.3%なので33議席、維新は15.7%なので28議席、公明は13.7%なので25議席、共産は11.4%なので21議席になる。自民は現行の小選挙区の選挙をうまく活用している。
比例区の得票率を政党支持率と見なして、全475議席を振り分けると、自民は157議席(実際の獲得議席は290議席)、民主は87議席(73議席)、維新は75議席(41議席)、公明は65議席(35議席)、共産は54議席(21議席)。自民がえらく“儲けた”ように見える。
09年の総選挙(投票率69.28%で最高)では、民主が比例42.4%の得票率で大勝した。現行の選挙制度は、投票率が高いと「風」の動きを増幅して議席数に反映させ、投票率が低いと、組織票の多寡や選挙戦術の巧拙が如実に反映するのかもしれない。二大政党による政権交代を目論んで作られた現行制度で選挙を繰り返した結果、1強政党が突出し、野党が弱小政党に乱立しているのは皮肉だ。
なお今回の総選挙の小選挙区での当選者で、最多得票は神奈川11区の小泉進次郎氏で16万8953票。最少得票は大阪19区の丸山穂高氏で5万6119票。10万票以上を獲得した当選者が102人いたが、10万票以上を獲得して落選した人も9人いる。5万票台の得票で当選した人は7人。
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