2018年6月16日土曜日

共同宣言(フェイク版)

 軍事力行使も辞さないと緊張を高めていた米朝2国が突然、対話路線に転換し、首脳会談を開催した。首脳会談に北朝鮮からは国内で粛清を繰り返して権力を掌握した独裁者、米国からは選挙を経ているものの、その政治スタイルは強権を振り回す独裁者指向の大統領が参加し、首脳会談の後に次のような共同声明を発表した。

 両国は、新たな両国関係の確立と、持続的で強固な平和体制の構築に関連する諸問題について、包括的かつ誠実な意見交換をした。
 米国大統領は北朝鮮に安全の保証を与えることを約束し、北朝鮮は自国を含む完全非核化への確固とした揺るぎない約束を再確認した。
 新たな両国関係が、地域と世界の平和と繁栄に寄与すると確信するとともに、相互の信頼醸成によって地域と世界の非核化を促進できると認識し、両国は次のことを宣言する。
 ①両国は、両国民が平和と繁栄を切望していることに応じ、新たな両国関係を確立すると約束する
 ②両国は、地域と世界において持続的で安定した平和体制を築くため共に努力する
 ③北朝鮮は地域における完全非核化に向けて努力すると約束し、米国は世界における完全非核化に向けて努力すると約束する
 ④地域と世界において持続的で安定した平和体制を築くために両国は、地域と世界における完全非核化を呼びかけるとともに、この呼びかけに賛同する核保有国を含めて新たな平和会議を開催する
 ⑤両国は、武力を誇示した過去の行動を反省し、あらゆる国に対して両国は今後、武力行使の示唆を行わず、また、あらゆる国に対して両国から始める武力行使を行わないと約束する
 史上初の両国の首脳会談が、数十年にもわたる緊張状態や敵対関係を克服し、新たな未来を切り開くために重要かつ画期的な出来事だったと認識し、両国は、この共同声明の規定を完全かつ迅速に実行に移すことに全力を尽くす。

(両国が、地域と世界における完全非核化への意向を示したことは世界から驚きと賞賛をもって受け止められた。ただし、両国はともに通常兵器の大量輸出国であるため、通常兵器の拡散は続き、世界で両国の通常兵器により死傷する人々が増え続ける状況に変化はなかった)

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