韓国の日本に対する外交対応の奇妙さが顕著になった。左派の文在寅政権には北朝鮮シンパが多数参画しているから、韓国の外交が北朝鮮の外交に似通ってきたとの解釈があるが、日本を軽視し、貶めるような外交は前の保守派政権でも顕著であったから、韓国という国家の外交の基本的姿勢になったのだろう。
韓国の対日外交における一連の摩擦は、韓国側から一方的に「枠組み」を変えたり、事実を無視することにより生じている。韓国に好意的に解釈するなら、国力を増大させたことにより、妥協し続けていた外交において自己主張を強め、韓国の「国益」を主張するために、日韓関係を主眼に既存の国際秩序の変更を目指しているのだろう。
韓国には対日外交において妥協してきたという「屈辱」があるのかもしれない。しかし、外交において対外的に決めたことには責任が伴う。最近の韓国外交が奇妙に見えるのは、過去の外交における自国の責任を独自の解釈(=自国内でしか通用しない)で放棄し、韓国に有利な新たな主張に置き換えていることだ。
外交とは、外国と友好関係を築き、国際社会における自国の地位を高めることだろうが、韓国は対日外交において、日本との友好関係を傷つけ、日本国内における韓国の印象を大きく損ねている。何を目指しているのか。
韓国の日本に対する姿勢は、以前のような「友好関係」には戻らないだろう。米国や日本に追随するしかなかった国際関係が、冷戦の終結や中国の台頭、世界的な韓国企業の出現などにより力関係のバランスが変わり、韓国はもう米国や日本に頼らなくてもやっていけるとの自信が、韓国の政治や外交に変化をもたらしたように見える。
おそらく韓国は、保守・革新を問わずに米国から中国に乗り換えようとしている。問題は、中国に従うという国際秩序に韓国が参加すると政治的には韓国政府の判断で舵を切ることはできようが、経済的には西側世界に組み込まれていることだ。西側の市場を捨てて中国市場だけで韓国企業が生きることができるか定かではない。
韓国の外交の変化はまず、「弱腰」な日本に対する独善的な外交で現実化した。国際法上の協定を破り、慰安婦問題では国家間で交わした約束を一方的に捨て、観艦式から日本艦艇を排除し、日本海での韓国艦艇の行動を隠蔽し、感情的な日本批判を続ける……こうした現実を直視するなら、北朝鮮と同盟しかねない韓国は日本にとって潜在的な敵国でしかない。
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