2019年1月30日水曜日

威嚇されたと被害者を演じる

 韓国軍艦艇に海上自衛隊の哨戒機が低高度で接近する「威嚇飛行」をしたと韓国国防省が主張している。哨戒機が高度約60〜70m、距離約540mに接近したとするが、仮に韓国側の発表が正しいとして、哨戒機に接近されたから威嚇されたと騒ぎ立てる韓国軍隊の姿は異様だ。

 交戦中でもないのに隣国の哨戒機に接近されたぐらいで、威嚇されたと大騒ぎする軍隊。警戒心が過剰なのか、恐怖心が過剰なのか定かではないが、意地悪な見方をすると、これだけ大騒ぎするなら、もっと哨戒機を「接近」させてビビらせてあげるのが、韓国軍を鍛える効果的なやり方かもしれない。

 さらに、意地悪な見方をすると、韓国が「威嚇された」と騒ぎ立てて海上自衛隊の哨戒機の飛行が減ったり、制約されると、喜ぶのは中国や北朝鮮だろう。日本海や東シナ海では中国や北朝鮮の潜水艦が活動しているだろうから、韓国が日本の哨戒機の飛行を批判し、制約を課すことができれば、中国や北朝鮮の潜水艦の活動がもっと自由になる。

 威嚇とは相手を脅すことで、例えば、犬が歯をむき出したり、猫が毛を逆立て唸ったりしている状態のことだ。人間は言葉や行為などで威嚇するが、必ずしも攻撃的な姿勢は伴わず、穏やかな口調の何気ないような一言が、相手には威嚇と受け止められることもある。韓国軍が日本の自衛隊に日頃から恐怖心を抱いていたから、威嚇されたと感じるのだろうか。

 威嚇されたと韓国が言い立てるのは、国際社会に対するアピールだろう。威嚇されたと主張することで韓国は、被害者の立場を演じることができる。日本に対して被害者であるとの立場に韓国を設定し続けることで、韓国は国際社会において発信力を確保してきた過去がある。国際社会は理性や知性だけではなく、情によっても大きく動くからだ。

 威嚇されたとの主張は、事実の問題ではなく、感覚の問題である。哨戒機の高度や距離の正確な数値が判明したとしても、威嚇されたとの韓国側の主張は否定できない。威嚇されたと感じたと韓国は主張し続けるだろう。飛んでいる哨戒機を見て威嚇されたと、軍隊としてはみっともない主張を韓国は行ってまでも、国際社会で被害者の立場を得ようとする。

 被害者が有利なのは、同情されて、その主張が共感や支持を得やすい傾向が国際社会に存在するからだ。被害者であるとアピールするメリットを韓国は国際社会で享受してきたのだから、今度も日本の哨戒機に威嚇されたと国際社会に泣きつけば、同情を得ることができると踏んだのだろう。おそらく、いつまでも、韓国は日本に対して被害者を装い続ける。

0 件のコメント:

コメントを投稿